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最新号の内容 -20140818 No:3523
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樹木が倒壊、直撃で妊婦が犠牲に

 香港島のミッドレベルで8月14日、大木が突然倒れ、その下敷きになり妊婦が死亡する事故が発生した。15日付香港各紙によると、同日午後2時半ごろ、ロビンソンロード沿いに建つマンションの敷地に生えているインドゴムノキが折れ、5~6メートルの高さから落下して道を歩いていた女性を直撃。女性は救出後、病院に運ばれたが死亡が確認された。この女性は妊娠中だったため、病院では医師が緊急手術を行い体内の男の赤ちゃんを取り上げたものの危険な状態にあり、集中治療室で治療を受けている。被害者は2歳の男児を持つ43歳の主婦で、この第2子を2週間後に出産予定だった。目撃者の話では事故発生時、道が狭いため逃げ場を失った女性はおなかをかばってかがみこみ、頭部や全身を幹や枝で強く打たれてしまったという。樹齢10~20年とみられるゴムノキは高さ高さ10数メートル、直径は約20センチの太さ。折れたのは菌子による浸食が原因とみられている。香港では数年前から大木が倒れる事故が相次ぎ、死者が出ている。【関連記事】