リタイア後は香港を離れたいと思っている香港市民が４割を超えていることがわかった。７月２２日付香港各紙によると、これはマスミューチュアル生命と香港大学民意研究計画が２０～５５歳の香港市民約５００人を対象に老後の生活に関する意識調査を行ったもので、４３％の人が老後は香港からの脱出を考えているという。移住先として人気なのは台湾と中国本土の中小都市。老後不安に感じるものとしては、第一にインフレ、次点が健康状態、第三に長生きによるリスクが挙げられている。また、退職後に必要となる月々の生活費の平均は１万６６３２ドルで、５９歳でリタイアすると死ぬまでに３９０万ドルの蓄えが必要になる計算だ。昨今のインフレもあり、２年前の調査と比較すると５４％の急上昇だが、マスミューチュアル生命では物価上昇率を３％と仮定して、およそ７００万ドルの貯蓄を奨励している。【関連記事】