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最新号の内容 -20140505 No:3451
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本土観光客の排斥デモ、排便写真の展示も

 中国本土の連休の初日に当たる5月1日、繁華街では本土からの観光客を排斥するデモ活動が行われた。2日付香港各紙によると、ネットを通じて集まった約50人からなる「真心愛国愛党大連盟」は、尖沙咀天星碼頭から広東道をデモ行進した。一部は紅衛兵の服を着て国旗や共産党旗、毛沢東語録を手にし、観光客に対し「本土に戻って国産品を買え」「文明的な中国人ならむやみに大小便するな」と叫んだ。本土からの観光客を歓迎する「保衛香港運動」の約30人が対抗してデモを行い、広東道を挟んで「真心愛国愛党大連盟」を「香港のイメージを損なう」と批判、両団体ともに相手を「売国奴」とののしる騒ぎとなり警察が調停した。また旺角の西洋菜街では写真コンテストと称して観光客が道端で排便する様子を撮影した写真を展示。発起人の梁金成氏は「両地の政府が無力」と指摘し、中港矛盾(両地の対立)をあおっていることを否定した。【関連記事】