台湾の学生らが立法院（議会）を占拠した事件を受け、香港でも立法会が占拠される可能性が懸念されている。３月２５日付『星島日報』などによると、立法会行政管理委員会は来月の会議で台湾のような事態が起きた際の対応を討議するもよう。同委員会メンバーで民主建港協進連盟の黄定光氏は、セントラル占拠を計画している者が台湾と交流があることや、立法会の警備部門は数百人の襲撃を阻止する能力はないことを指摘。同メンバーで自由党の方剛氏も、香港人は台湾人ほど過激ではないものの、次の会議で討議することに同意した。香港専上学生連会は先に台湾をまねて立法会を占拠する可能性を表明したが、学民思潮は占拠行動が市民の支持を得られるとは限らないとして慎重な姿勢を見せた。また台湾の状況を見てセントラル占拠も同様に混乱を招いて鎮圧される結果となることも指摘されている。【関連記事】