広東料理店として９０年以上の歴史を持つ中環の「蓮香楼」で食品偽装が発覚した。３月２０日付香港各紙によると、偽装されていたのは同店の持ち帰り用の「焼きガチョウ飯」（４８ドル）。焼きガチョウ飯の内容に疑いを持った市民からの通報を受け、香港税関（海関）が実際に売られていた商品を検査をしたところ、使用されている肉がアヒルと判明。海関では調理場の責任者を商品説明条例違反として東区裁判所に告訴した。被告は罪状を認め、８０００ドルの支払いを命じられたが、店側からのコメントはまだ出ていない。アヒルとガチョウの味はよく似ており、区別が難しいと言われるが、一般的にはガチョウの方が肉が厚く脂肪分が多いとされている。同店では両方とも販売されていたが、売り値は２倍近い開きがあった。【関連記事】