旺角で３月９日、「愛国愛党大遊行」と題しながらも中国本土からの観光客を排斥するデモが行われた。１０日付香港各紙によると、デモの主催者は「真心愛国愛党連盟」と名乗り、ネットを通じて集まった１００人余りが西洋菜街の歩行者天国を行進。参加者らは紅衛兵に扮して国旗や党旗、毛沢東語録を掲げ、国家を斉唱したり、標準中国語で「本土にとどまり国産品を買おう」「たとえ毒粉ミルクを飲もうとも売国奴にはならない」といったスローガンを叫んだ。先に尖沙咀で行われた「広東道イナゴ駆除行動」の発起人らも参加しており、本土からの旅行者をののしったり、観光客の利用が多い薬局兼乾物屋に入り込むなどした。警察との衝突も見られ、沿道ではシャッターを降ろして営業を休止する店舗も現れた。【関連記事】