中国最大の原子力発電企業グループである中国広核集団が今年下半期に香港での新規株式公開（ＩＰＯ）を計画しているもようだ。２月１２日付『信報』『大公報』によると、これはブルームバーグが１１日に伝えた消息筋情報で明らかになったもの。下半期にH株を発行し、約２０億米ドル（約１５６億香港ドル）を調達する計画で、すでに中金公司とドイツ銀行に上場主幹事を委託した。香港で上場した後に中国本土でも上場するとみられている。現在、中国広核集団の株式は国務院国有資産監督管理委員会が８２％、広東省政府が１０％、中核集団が８％保有している。また同日付『香港経済日報』によると、芸術品のオークションなどを行う保利文化がＩＰＯに向け早ければ２４日から公募を開始するもようで、香港初のオークション銘柄となりそうだ。【関連記事】