香港最大のブックフェア、香港書展が今年も湾仔の香港コンベンション・アンド・エキシビションセンター（ＨＫＣＥＣ）で７月１７日から２３日まで開催される。１７日付香港各紙によると、今回の出展者数は過去最高の５６０社、主催者側では昨年の９０万人を上回る入場者数を予想している。今年の傾向として、中国本土に反感を持つ地元派の書籍や、没後４０年を迎えたブルース・リー関連の書籍が多く出品されており、人気を集めるとみられる。また、同展では毎年文化的なアトラクションも話題となっているが、今年の目玉は敦煌の世界遺産、莫高窟を３Ｄで体感できる『人間浄土～走進莫高窟』。会場の壁面３６０度に張り巡らされたスクリーンに映し出された莫高窟の仏教壁画が、立体的に、細部にわたり堪能できるという。