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過激な抗議行動、説得の警官が殉職
特区政府への過激な抗議活動を行っていた男性を制止しようとした警官が、現場で死亡する事件があった。１６日付香港各紙によると、抗議していたのは２０年にわたってニワトリ運送業をしていた男性。鳥インフルエンザ流行時に政府がニワトリ殺処分と賠償を決めた際、この男性は職を失ったものの農家との直接的な取引業者ではなかったため賠償対象とならなかった。これに不満を抱き過去３年にわたり書状を送るなどで抗議。今年５月には衛生局長に抗議するため「汀九橋」から飛び降りると言い騒動を起こした。今回は１５日朝８時ごろからセントラルのビルの間のブリッジの屋根に上り横断幕を掲げて抗議。通報を受けて駆け付けた警官がブリッジの屋根に上った時に雨天だったせいか足をすべらせ転落。病院に運ばれたが頭蓋骨骨折などの重傷を負い、死亡が確認された。殉職した警官は兄と弟も警官という警察ファミリー出身。３０年にわたり活躍し、交渉人専門課程を修了した説得のプロとしても知られていた。抗議した男性は事故発生から３時間後に身柄を拘束され、その後、「誰かを傷付けるつもりはなかった」と話し土下座して遺族に謝罪した。
