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最新号の内容 -20170220 No:4128
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占拠行動のリンチ事件、警官らに禁固2年

 区域法院は2月17日、2014年の「セントラル占拠行動」で公民党の曽健超氏を殴打した警官7人に量刑を下した。同日付香港各紙と香港電台(RTHK)ニュースによると、7人はいずれも禁固2年、うち1人は普通襲撃罪で禁固1カ月が加わった。裁判官は「大きなストレスの下での仕事であっても他人を襲撃する理由にはならない」として執行猶予を認めなかった。警察督察協会の李占安・主席は、2015年の露天商による食物環境衛生署職員の過失致死事件でも禁固1年だったことを挙げて今回の刑は重過ぎると指摘、協会は7人の上訴を支持すると表明した。判決が下されて以来、ネット上では裁判官への批判が見受けられ、特に映画監督の高志森氏がフェースブックで「暴徒による放火、警官殴打、公共物破壊は軽い刑か無罪になっている」として裁判官の偏向を指摘し、裁判官を「狗官」と酷評したため物議を醸している。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=16812