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最新号の内容 -20170215 No:4125
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中国人民銀行、旧正月後に金融引き締め

 コンサルティング会社JLアドバイザーは2月8日に広発証券のリポートを配信した。旧正月の初日、中国人民銀行は、短期金利の上昇に驚いた。7日物、14日物、28日物レポ金利は10ベーシスポイント上昇し、常設貸出ファシリティ(SLF)は35ベーシスポイント上昇し、3.1%をつけた。また、中国人民銀行は、旧正月前に中期貸出ファシリティ(MLF)を引き上げた。これは、中国人民銀行は従来にない対策を通して貸出コストを引き上げることを望んでいるシグナルであることは間違いない。政策の変更についていくつかの理由を見てみる。第一に経済の下振れリスクが減少。第二にインフレ圧力上昇。第三に中国政府は金融リスクをコントロールすることは2017年の最優先課題であると強調している。そのため、資産バブルのレバレッジ解消とコントロールは、人民銀行にとって主要な課題となる。詳細はJLアドバイザーのHP(www.jladvisers.com)を参照。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=16786