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最新号の内容 -20170210 No:1472
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Def Techが香港で初ライブ

Def Tec in HK

香港のほかにも台北、上海でライブを行った。左がShen、右がMicro(写真は主催者提供)

 

 「Def Tech(デフテック)」の香港初ライブが2016年12月1日に九龍国際展貿中心で行われた。「Def Tech」は2001年に結成されたハワイ出身のShenと東京出身のMicroから成るレゲエユニット。2001年のファーストアルバム「Def Tech」は250万枚以上の売り上げとなり、同アルバム収録の「My Way」はCMに起用されるなど、多くのヒット曲を生みだしている。香港公演後に2人に話を聞いた。(取材と文・楢橋里彩)

 

Def Teck in HK

ファンと一体化する盛り上がり

 

 2016年は毎夏の恒例となっている野外ライブ「Def Tech Special Summer Live」が8月から大阪でスタート、さらに2年ぶりとなった全国ツアー「Def Tech Zenkoku Tour 2016」は、10月7日の新潟 LOTSを皮切りに国内17カ所で行われ、追加公演として台北、上海、香港でのアジア公演を行った。

 

 12月1日に香港・九龍国際展貿中心で行われたライブでは、同年7月にリリースしたアルバム「Eight」の曲を中心に、2005年に大ヒットヒした「My Way」も披露されるなど会場は大盛り上がりだった。

 

 香港初ライブを終え、「とにかく無事にすべてが終わったことにほっとしている。夏の野外ライブ、全国ツアーを含めとても濃厚な4カ月だった」とMicro。Shenは「これまでさまざまな場所でツアーをしてきたが、香港はとても心地良い場所に感じた。人々の発するエネルギーが好き。ホームに戻ったような不思議な感覚だった」と、香港を気に入った様子だった。

 

Def Teck in HK

圧巻のパフォーマンス

 

 会場には日本人をはじめ、香港人、多国籍の多くのファンがかけつけ、およそ2時間のパフォーマンスに酔いしれた。ライブ中にはMicroが会場にダイブし、ファンと一体化する一幕もーー。

 

 「日本とは異なる楽しさが(海外には)あった。これは今回アジアツアーを行って感じたこと」とMicroは言う。例えばアンコールの時には、日本のライブ会場ではやや控えめな掛け声に対して「香港では足で床をドンドン踏み鳴らすなど、もっと歌って! という思いが直球で伝わった。気持ちよかった」(Micro)。

 

 4カ月に及んだツアーは「まるで人生の縮図を描いたような濃厚な時間だった」(Micro)。「アップダウンが激しくて体がついてこないほどだった(笑)」(Shen)。

 

 アルバムを制作するにあたっては、意見の食い違いから衝突などもたびたびあるそうだが、「ツアーではそんな余裕はなかった」と2人とも苦笑い。2007年に一度解散をしたものの、3年後には再結成を果たす。「子供が生まれたときに、Microが病院にきてくれたのが転機だった。その時、妻からの『2人の声を子供に聞かせたい』という一言で再結成を決意した」。翌日にはスタジオに行って制作を再開したという2人。こんなに早く再結成するとは思わなかったそうだ。

 

 改めて互いの存在感について伺うと、「再結成して改めてShenの存在が大きく頼もしいものに感じた。自分が自由にパフォーマンスできるのは、彼がクールに物事をみてくれているから」と話すMicroに対して、Shenは「以前に比べてMicroは積極的に英語でのMCをするようになった。相方が頑張っている姿に自分も勇気づけられる」。まさに互いのバランス関係をうまく保っている「おしどり夫婦」のようだ。そう伝えると「確かにそうだ」と2人とも少し照れながらも大笑い。

 

 昨年7月にリリースした8枚目のアルバム「Eight」に入っている全10曲は、すべて東京でレコーディングされた。ウクレレの軽やかながらもゆったりしたリズム感と、アップテンポなエレクトロニクスな曲が織り交ざり、これまでにない新鮮な印象を与える仕上がりになった。

 

 「今までハワイなどでレコーディングすることが多かったが、Shenのウクレレの技術が上がってきたおかげでハワイに行かなくても『ハワイバイブス』を表現できると思った」(Micro)。ハワイだけで制作すると緩すぎるが、東京で作ると早いテンポになっていたものが、「ハワイバイブス」をうまく取り入れたおかげで東京でも制作が可能になったのだという。

 

 今年の展望については、2人とも口をそろえて「またアジアツアーを敢行したい」。音楽を通してグローバルに多くの人たちに触れ合っていきたいと言うDef Tech。今年結成13年、2人の新たな挑戦が始まろうとしている。