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最新号の内容 -20161206   No:4084
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サムスイポで「新春墟市」、2カ所で開催決定

 旺角の麦花臣遊楽場での開催が否決された「新春墟市」だが、隣町の深水●(サムスイポ)で、2カ所に分かれて行われることが決まった。12月5日付香港各紙によると、これは深水●街坊福利事務促進会があきらかにしたもので、開催日は春節(旧正月)の三が日にあたる1月28~30日。場所は楓樹街足球場(サッカー場)が決定しているほか、高架下の通州街と欽州街の交差点でも開催される見込みだという。サッカー場の方の出店者数は全14店舗。裸火使用厳禁など厳しい条件付きながら、水道電気完備で出店料も無料ということもあり、17店舗から応募があった。貧困層が多く住むことで知られる深水●だが、同地区で飲食店を営み、炊き出しを行うなどボランティア活動家としても有名な陳灼明さん(通称・明哥)も出店予定。陳さんは「少数民族の子でも食べられるように、菜食者用の弁当とクッキーを10ドル以下で販売したい」と抱負を語った。墟市とは屋台街を指し、歳末の年宵花市に対して年始に一時的に行われる飲食中心のものを新春墟市と呼ぶ。【●=土へんに歩】【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=16234