中国本土住民の香港での保険加入の勢いが止まらない。１２月１日付香港各紙によると、これは特区政府保険業監理処（ＯＣＩ）の調べで明らかになったもので、第３四半期に本土客が加入した保険商品の総額が、前年同期比で１１％増の１８８億ドルと史上最高を記録したという。また、今年の第３四半期までの累計額も同４９％増で４８９億ドルと急激な伸びを示している。原因はレートが下がる一方の人民元の存在だ。資金の目減りを嫌い、本土住民が投資目的で海外に流出させているとの見方が強い。銀連カードが今年から１回あたりの使用額を５０００米ドルに制限するなど対策を講じてきたが、第１、２四半期とも右肩上がりで効果はほぼみられなかったため、１０月末から同カードでの支払いを一切停止している。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=15558