上環の西港城（ウエスタンマーケット）の家主である政府部門が改修を理由に、テナントに対し賃貸契約満了にともない退去するよう要求していた件は、契約延長が可能になったもようだ。１０月１４日付『星島日報』が伝えた装束筋の話では、２０１７年２月に満了する現契約を１８カ月延長できるという。昔から永安街で営業していた布材料販売店１５店は１９９０年代に永安街の再開発にともない、同地から西港城内へと移転。政府市建局と２１年間のテナント賃貸契約を交わした。その契約が１７年２月に満了するため、その後は嘉咸街のＨ１８項目（再開発施設の１つ）あるいは中環街市（旧セントラル公設マーケット）内へ移転するよう政府は要求。しかし、Ｈ１８項目の完成は２０２１年の予定でそれまでの間どこで営業するのかという問題点と、Ｈ１８項目の地盤は坂なので布などの仕入れ・運搬に不便なことに加え、客足も期待できないという意見もあり、布材料販売店が退去要求に強く反発していた経緯がある。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=15455