香港ポスト ロゴ
  バックナンバー
   
最新号の内容 -20161005   No:4041
バックナンバー

中学生の飲酒経験、初めては10.9歳

 香港でも飲酒の若年化が進んでいるようだ。10月3日付香港各紙によると、これは香港理工大学が2014年に6つの学校で中学3年生840人に飲酒経験についてアンケート調査を行ったもの。その結果、回答者の38%が飲酒経験があると答え、初めて飲酒した年齢の平均は10.9歳だった。最も早く飲酒した年齢は8.3歳だったという。また、飲酒したことがあると回答した学生のうち60%が自宅でアルコール飲料に接しており、身近な人物が青少年の飲酒に影響を与えていることが分かった。もしも飲酒する友人がいた場合、アルコールに触れる機会は、飲酒する友人がいない場合の32.8倍に達するそうだ。飲酒した学生の問題行動は飲酒しない学生の4.6倍になるという。教育団体らは、16歳未満あるいは18歳未満のアルコール購入を禁じる法の整備や、酒類に健康被害を知らせる標識を張るなどの対策を呼び掛けている。香港では、リカーライセンスを持つ店では18歳未満に酒類を販売・提供することを法律で禁じているものの、小売店には規制がないという。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=11483