国慶節（建国記念日）に当たる１０月１日朝、大学・専門学校十数校で「香港独立」と書かれた大型の垂れ幕が掲げられ、すべて香港民族党が提供したものであることが分かった。２日付香港各紙によると、垂れ幕が掲げられたのは香港大学など８大学のほか、公開大学、恒生管理学院、香港演芸学院など少なくとも１５校に上る。デザインはすべて民族党のものと同じだが、民族党の陳浩天・召集人は夕方になって同党が提供したものだと認めた。ただし「自発的行動」として同党はコントロールしていないと述べた。香港大学学生会の孫暁嵐・会長は「学生会は何も知らない」と述べたほか、校内の学生による仕業とは限らないと指摘した。一方、「珍惜群組」のメンバー約１００人は湾仔・金紫荊広場で香港独立に反対する集会を開催。スポークスマンの李璧而氏は「若者の国家や政府に対する憎悪を煽り、独立を鼓吹させている政治家がいる」と批判した。また「和平論壇」「反黒金関注組」などのメンバー約７０人は尖沙咀で「香港に災いをもたらす政治家を追い出せ」などのスローガンを掲げデモ行進した。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=15728