ネット放送局「ＯｕｒＴＶ」司会者の鄭永健氏が昨年１１月の区議会議員選挙で、立候補の資金援助をする代わりに特定の選挙区に出馬するよう本土派（排他主義勢力）に持ち掛けた件の裁判で、８月１６日に区域法院（地裁）で審理が続けられた。１７日付香港各紙によると、鄭氏は本土派との接触で得た情報として、民主党が水面下で青年新政の中核メンバーと接触し、８０万ドルを渡す代わりに民主党と同じ選挙区に出馬しないよう持ち掛けていたことを明らかにした。当時、青年新政は民主派との選挙協力を拒否していた。鄭氏は「重大な発見と思う」と述べた一方で、青年新政の梁頌恒・召集人とは面会できなかったなど本土派に警戒されて情報収集が理想的ではなかったと認めている。民主党は１６日夜に声明を出し、「いかなる組織または個人にも、区議会選挙で民主党との競合を避けることを条件に金銭利益を提供したことはない」と述べ、法的責任の追究も示唆した。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=15180