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最新号の内容 -20160819 No:1461
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725 84のニュースから抜粋
(月~金曜に毎日配信)

 

■茶餐庁のパイナップルパンに注射針

 チムサーチョイの茶餐庁(香港式大衆食堂)で客に出したパイナップルパンの中から注射針が見つかる事件があった。7月22日付香港各紙によれば、7月20日にシンガポールからの女性観光客が「源記餐庁」でパイナップルパンを注文。半分くらい食べたところで、中から注射針が出てきて驚いたという。従業員に苦情を言ったが、30分以上待っても店の責任者が現れなかったことから警察に通報した。同店では、パンは店内で製造したものではなく、メーカーから仕入れているものと説明している。目撃者の話では、注射針は点滴に使われるものに似ており、針の中には血痕らしきものが付着していたという。そのパンの写真がインターネット上に出回り、波紋を呼んでいる。
 

■ポケモン探し、公的機関では控えて

 香港でも7月25日からサービス開始となった人気のスマホゲーム「ポケモンGO」だが、すでにいくつかの公的機関がポケモン探しのために不用意に公的施設内に立ち入ることのないよう呼びかけている。26日付香港各紙によると、香港警察はマスコミの取材に対して、業務に支障が出るおそれがあるため警察自体に用がない一般の入場は禁止と明言しており、医院管理局でも治療や検査などの目的がない場合は公立病院への立ち入りは控えてほしいと回答している。また、一般には入ることはできないが、司法機構も警告を発している。対象は一般市民ではなく内部で働く職員であり、職場内での使用を禁止するもの。同ゲームには目前に現れたポケモンを撮影できる機能があるが、司法機関内での撮影は条例違反に当たるとして堅く禁じている。


■7歳女児にわいせつ、犯人は13歳少年

 深水埗で7月24日、道を聞かれて案内した7歳の女児がわいせつ被害に遭う事件が発生し、翌日に犯人は捕まったものの、容疑者はなんと13歳の少年だったという。26日付『東方日報』によると24日夜、深水埗の団地に住む女児が1人で自宅近くに買い物に出た際、階段の踊り場で1人の少年にトイレはどこかと聞かれたため案内したところ、突然障害者用トイレの個室に連れ込まれた。少年は自分のパンツをおろして、女児の手をつかんで下半身を触らせてから逃走したという。女児は自宅に戻って泣きながら母親に報告。母親の代わりに隣人が通報した。被害者が7歳だったことから変質者の犯行が疑われ、警察はただちに厳戒な捜査体制を敷き、多くの捜査員を投入して周辺の聞きこみと付近防犯カメラの映像を解析。その結果、少年が捜査線上に浮かび、翌25日に容疑者として身柄が確保された。


■巧妙化する偽装結婚、報酬は6万ドル

 巧妙化が進む、香港市民と中国本土住民の偽装結婚の現状について『星島日報』が取材を行っている。8月1日付によると、現在、偽装結婚の組み合わせで最も多いのは、出産や就労など居民権目当ての本土女性と公共住宅在住の困窮した香港人男性。闇業者は移民コンサルタントを装い、本土で女性を、香港内では新聞の三行広告で男性を募集するのだという。本土女性が業者に払う金額は約20万元。逆に男性が受け取る謝礼は6万ドル程度。女性は婚姻手続き後およそ4年で来港、香港での定住が可能になるが、謝礼はその数年の間に数回にわたり少しずつ支払われるのが通例のようだ。業者は公共住宅の入居者に限定する理由について、香港人男性は最初の謝礼を受け取った直後に失踪するケースが多く、ある程度身元の確認が取れることが条件となるためだと明かす。


■ハイサン純益6割減、アップルの不振で

 デベロッパーの希慎興業(ハイサンデベロップメント)の上半期の純利益が前年同期比で6割も下落したことがわかった。8月3日付香港各紙によると、これは同社の中間決算で明らかになったもの。全体の売り上げは17億6000万ドルと同2.7%上昇したものの、純利益は8億9900万ドルと同60.7%のマイナスになっている。利益減の主な原因は希慎広場(ハイサンプレイス)の店子であるアップルストアの不振だが、主要の賃貸事業は安定しているようだ。稼働率は商業物件で99%、オフィス物件で96%と高率を維持しており、また商業物件の年内の更新率は75%と悪くない数字だ。ただ、賃料の平均上昇率は10%と、予想の5〜10%をクリアしているものの、過去3年の20〜50%上昇に比べると低い数字といえる。