香港ポスト ロゴ
Google:
  サイト内 google
  ホーム
  読者の広場
  クラシファイド
  配布先一覧
  バックナンバー
   
 
 
 
 
最新号の内容 -20160819 No:1461
バックナンバー

 

 

ITE&MICE Hong Kong(前編)

iFX エクスポ・アジア

 香港最大の旅行見本市「ITE&MICE Hong Kong」が6月に開催された。今回はおよそ50カ国・地域から600企業・団体が出展した。訪日客が年々増加の一途をたどる香港は、今年の訪日客数で180万人を見込んでいる。今回、日本ブースからは42企業・団体が出展し観光業をアピールした。

 
iFX エクスポ・アジア
ITE&MICE Hong Kongの会場の様子

 

 6月1619日に開催された香港最大の旅行見本市「ITE&MICE Hong Kong」。これは、第30回香港国際旅行展示会(ITE)、第11回MICEトラベル・エキスポ が同時に開催したものだ。主催は、TKSエキシビション・サービスLtd. TKS Exhibition Services Ltd)。中国国家観光局(China National Tourism Administration)、香港政府観光局(Hong Kong Tourism Board)、マカオ観光局(Macau Government Tourist Office)、香港の観光産業協議会(Travel Industry Council of Hong Kong)などアジア各国・地域の政府観光機関などが後援している。

 世界規模を誇る国際旅行見本市となる同イベントは、今回およそ50カ国・地域から600企業・団体が出展。香港と中国本土マーケットを中心に旅行業界、メディア、MICE関係者や企業・団体、そして1万人を超えるバイヤーが訪れ、活発に商談が繰り広げられた。また期間中の1819の両日は一般も入場可能となり(18日は20ドル、19日は25ドル)個人旅行者や富裕層などを中心に、期間中は7万8000人近くが来場し、セミナーや会場ディスプレイでもラグジュアリーでトレンディーなテーマ性をもったものなど、ハイグレードな旅行が数多くプロモーションされた。

 日本ブースには今回は42の企業・団体が出展した。出展したのは政府観光局、官公庁、都道府県・市町村をはじめ、旅行会社、ホテル、出版メディアなど多岐の分野にわたった。

 出展した4企業に話を聞いた。

 

インタビュー①
JCB Internatinal (Asia)Limited 董事総経理 岡戸克幸さん

 

JCB Internatinal (Asia) Limited 岡戸克幸さん


 今回の出展は4回目。日本国内でカードが利用可能な場所は他社と引けをとらないと自負している。特に外国人を対象にした「優待サービス」という点ではコジマ、ヤマダ電機、ベスト電気など大手家電量販店では5%割引というのを行っている。今年5月からは様々な家電量販店にも協力をしていただき、新たな集客を狙い台湾、中国本土などアジア諸国での拡大を狙う。さらに、今後は訪日外国人旅行者に対してより円滑に買い物を楽しんでもらえるための、スマートフォンアプリを活用したショッピング、飲食情報、優待サービスなどの情報提供とカード型商品券「JCBプレモカード」による消費促進、情報提供の最適化を図ることで地域創生、活性化を目指す。

 岡戸氏が香港からの訪日客数が増加しているのを感じるのは「自身より日本のことを良く知っている香港人が増えたということ」なのだとか。主要都市だけでなく、地方にも足を伸ばす人が増え、その先での買い物を楽しむ人が増加している。同イベントに出展をし始めた4年前は、ちょうど尖閣諸島問題など政治問題が徐々に緩和され始めてきたころ。円安、香港ドル高で為替相場の変動もあったなかで、香港からの訪問客が日本で使う金額は前年比2けた増にまでのぼった。円高が続く今は、香港人にとって「お得感」が多少薄れてしまうかもしれないが「カード会社としては、優待などより充実させて喜んでいただけるように今後も様々なプロモーションをだしていきたい」と強気だ。香港人は、必要なものを賢く買い物する傾向があるため、カード会社としては輸送・言語の問題などあるものの、ゆくゆくは決済などのEコマースなどを充実させ、新たな形のサービスを増やすことで日本を近く感じてもらいたいと話した。

 

インタビュー②
JR西日本旅客鉄道株式会社 鉄道本部営業本部 誘客促進・上海代表所長/首席代表 平岡 剛さん

 

JR西日本旅客鉄道株式会社のブース


 地震などをはじめとする自然災害が立て続けに起こっているなか、旅行客への影響は一時的にでていたものの、香港からの訪日客は毎年増えているのは実感できるという。特に最近はレンタカー利用率は上がっているそうだ。また関西方面が人気により、自然豊かな和歌山県は注目されているエリアの一つと話す。「動物を見にいく、果物狩りなどを楽しむ、など自然と向き合う傾向が高まっている。地方の魅力を発信をしながら西日本だけでなく日本全体をPRしながらさらに訪日者数を高めていきたい」。現在、JR西日本旅客鉄道株式会社は、外国人の旅行者を対象に広域範囲で動きやすいレイルパス訪日旅行をされる外国人を対象にした乗り放題きっぷ「JRウエストレールパス(関西エリアパス、関西ワイドエリアパス、山陽エリアパス)」がある。今後もニーズにあった形で提供していく。

(このシリーズは月1回掲載します)

【楢橋里彩】フリーアナウンサー。NHK宇都宮放送局キャスター・ディレクターを経てフリーに。ラジオDJとして活動後07年に中国に渡りアナウンサーとして大連電視台に勤務。現在はイベントなどのMC、企業トレーナー、執筆活動と幅広く活躍中。
ブログhttp://nararisa.blog.jp/