今は料理研究家として活躍
梁雅琳(ヒルダ・リョン)さんはネット投票では2008年の香港小姐競選(ミス香港)で最高票を獲得するなど、優勝候補の筆頭だった。出場当時は18歳の大学生。留学先のトロントからの参加だった。実際のコンテストでは「時尚目光奨」という特別賞止まりだった。だが、それで良かったのかもしれない。
ネット上に現在も残る公式サイト「2008年香港小姐競選」の個人档案によれば、このころから飲食文化への関心を深めていたようで、カナダに戻って大学卒業後、学生時代に専攻したグラフィックデザインとはまったく畑違いの飲食業界に飛び込んだ。ドイツやフランスにも留学して料理の研鑽をつみ、『品味و٠湯』など料理書の著作もある。 現在では料理番組のゲスト講師や、電磁調理器の形象代言人(イメージキャラクター)まで務めるマルチな活躍。香港の銅鑼灣に「フレーバワーク・クッキングスタジオ」という教室を持つママさん料理界のカリスマである。 (このシリーズは月1回掲載します)
筆者・和仁廉夫(わに・ゆきお) |
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