コンサルティング会社JLアドバイザーは６月２７日に広発証券のリポートを配信した。英国は２３日の投票により欧州連合から離脱することとなり、連合設立以来初の離脱国家となった。国民投票前まで市場参加者は概して英国のユーロ残留を予想していた。そのため離脱の結果は金融市場に大きな悪材料となった。今後数週間、市場のボラティリティは高いままであると予想。世界の中央銀行らはブレキジットのシナリオを警戒し、金融システミック・リスクを避けるための準備を既に整えている。FED、欧州中央銀行、イングランド銀行、日銀は今後数日中に法人や投資家に追加的な流動性を提供するため、追加資金操作のような緊急安定措置を開始することが予想される。従って世界の株式市場は大暴落後、わずかにリバウンドすることを予想している。しかし今年下半期の見通しについては依然として慎重である。ハイ・バリュエーション、経済成長の低迷、潜在的な欧州銀行危機は継続的に米国や欧州市場、最終的に香港市場に下落圧力を与えるだろう。詳細はJLア ドバイザーのHP（www.jladvisers.com）を参照。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=14871