コンサルティング会社JLアドバイザーは６月７日に広発証券のリポートを配信した。米国の原油在庫量減少の期待から原油価格が一バレル50米ドルあたりで安定しているため、最悪の事態は脱したとみる。この価格水準はシェールオイル供給の急激な増加を制限するために役立つという。過去2カ月間に資金の流出圧力は鈍化しているため、中国政府は人民元安を容認している。実際、過去6か月に人民元は対米ドルで2.9％下落しており、1月の安い水準に近づいている。中国の構造改革、景気減速と関連する信用リスクはリバウンドを容認し続けるため、市場は不確実性に包まれたままだと考える。実際、予想を下回る労働市場（利上げを遅らせる）は米国が世界経済の減速に影響を受けないことを示している。このようなことから、消費者向け商品、電気通信、ヘルスケア、ハイテク、再生可能ケネルギー、環境保護、鉄道インフラなどのディフェンシブ銘柄中心に慎重な姿勢を維持していく。詳細はJLア ドバイザーのHP（www.jladvisers.com）を参照。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=14862