印象派巨匠を身近に感じる
フランス印象派の代表的画家クロード・モネの展覧会が香港文化博物館で開催されている。毎年5月の仏文化祭典「ル・フレンチ・メイ」の今年のハイライトであり、オルセー美術館などフランスを代表する複数の国立美術館と個人所蔵の17作品を集め、そのうち3作品は香港のコレクター所蔵だ。
モネは1850年代に当時の革新的手法であった屋外制作を始め、ひとつの風景を描くために月日をかけてあらゆる手法を模索した。当展は「The Spirit of Place」と題し、モネがかつて滞在した場所にちなんで分けた4つのセクションで、長寿であったモネの作風の移り変わりを紹介する。モネが晩年を過ごしたジヴェルニーのセクションでは、代表作「睡蓮」の日本風庭園や自宅内部の様子がマルチメディアを駆使して再現されている。 イベントやワークショップもあり、巨匠としてだけではなく当時生活していた人としてのモネを実感できるように工夫された当展は7月11日まで。(文・綾部智美)
■展覧会Claude Monet: The Spirit of Place
端午節の恒例イベント開催
来る6月9日は端午節。ドラゴンボートレースは香港の夏の風物詩となっているが、毎年、端午節当日に行われているなかでも有名なのが「赤柱龍舟錦標賽(スタンレー・インターナショナル・ドラゴンボートレース)」だ。今年は6月9日朝8時から、スタンレービーチにて行われる。 一方、6月10〜12日には中環ハーバーフロントで「香港・ドラゴンボート・カーニバル2016」が開催される。期間中に行われる「CCB(アジア)香港国際ドラゴンボートレース」=写真=は、1976年に香港の漁師がドラゴンボートの国際レースに参加したことをきっかけに始まり(その際、唯一の外国チームとして長崎のチームが参加していた)、今年で40回目を迎える。今回は会場を香港島セントラルのビクトリア・ハーバー沿いに移し、スケールアップして開催することになった。この香港国際ドラゴンボートレース会場近くでは「サンミゲル・ビアーフェスタ」が開かれ、出場者も観客も冷たいビールや音楽を楽しむことができるという(写真提供・HKTB)。
■スタンレー・インターナショナル・ドラゴンボートレース
■香港ドラゴンボート・カーニバル2016 |
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