５月１０日朝、天文台から今年初の紅色暴雨警告（レッド）が発令された。香港の大雨警報には３段階あり、最高レベルを示すのは黒色（ブラック）、その次が紅色（レッド）、黄色（アンバー）の順になっている。５月１１日付香港各紙によると、レッド発令の１０分後に教育局が全日制および午前始まりの学校（香港には午後始まりもある）に休校を通達したが、発令前にすでに登校している学生も多く、保護者からは発令の遅れが混乱を招いたとの批判が出ている。同日はまず６時にアンバーが発令され、７時３５分にレッドへと変わった。学生は登校した途端に引き返すことになったほか、豪雨のなか保護者がすぐに迎えに来るように通達した学校もあった。この批判に対し、教育局では休校通達の遅れを認め、今後、天文台とともに迅速に通達を行う手順について協議するという。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=14190