飲食業界の労組連合である飲食業職工総会は４月２７日に記者会見を行い、過去１カ月余りで１８店のレストランが閉店したことを明らかにした。２８日付香港各紙によると、３月１１日から現在までに同総会が把握したレストラン閉店は中華、和食、茶餐庁など１８店で、計１０７５人を雇用していた。場所は尖沙咀、上水、香港仔などで、うち２～３店は中国本土からのツアー客を対象とした店だった。前年同期に閉店したレストランは３～５店だったことから今年の状況は深刻化している。会員３２３人を対象にした調査では８６％が１年以内の人員削減を憂慮、５９％が今年は昇給がないことが分かった。メーデー連休では従来各レストランの一晩の売上高は７万～１４万ドルに上ったが、今年はホテルも予約が少ないため、売上高は５０％減とみている。母の日も従来は１週間前にレストランの予約が埋まっていたが、今年の予約率はわずか２０％。１組当たりの平均消費額も従来は地元客で６０００ドル、本土客で８０００～１万ドルだったが、今年に入ってからはいずれも２０００ドル減となっている。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=14412