中国公安部が南アジアと東南アジアからの密入国者とその手引き役など関係者約３０００人を逮捕したと発表した。３月３１日付香港各紙によると、これは公安部が香港警察の協力のもと、２月２０日より行っていた密入国者取り締まり運動によるもので、逮捕者数は香港での逮捕９４人も含め計２９４３人。国籍はインド、バングラデシュ、パキスタン、ベトナムなど主に東南アジア系や南アジア系が占めているという。現在、香港への密入境は組織化されており、いわゆる「蛇頭」と呼ばれるブローカーが暗躍していることが多く、今回の逮捕者の中には、和勝和と関係の深いパキスタン系香港人として知られる通称「老虎仔」も手引き役として含まれている。密入国のルートとしては中国本土に入った後で香港を目指すケースがほとんどで、空路または陸路で中国国内に入国し、広西チワン族自治区や広東省を経て、深セン市周辺から船で香港に向かうことが多いようだ。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=14227