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ローストガチョウの名店、営業は継続
74年の歴史を持ちガチョウなどのロースト料理の名店として知られるセントラルの●記は、創業者の子息らによる訴訟の末、先ごろ親会社である「Yung Kee Holdings Ltd.」の清算が決まったが、営業は継続するもようだ。12月18付『信報』が報じた創業者の次男側の話では、清算するのは親会社でレストランの経営には影響は及ばない。経営を続けるどうかは今後の香港経済次第なのだという。また法曹関係者によれば、清算手続きには1~2年かかる見込み。しかし、もし清算後に店舗ビルが売却された場合、別所で営業しようにも●記の名物となっている炭火窯の移動は不可能。政府による炭火窯のライセンスの新規発給はすでに終了していることから、将来的に炭火焼き料理が出せなくなると指摘するメディアもある。今回の権利争いでは、次男側が提示した株の譲渡額約12億ドルを創業者の長男遺族側が拒否したが、実は長男側には譲渡する気はなく次男側の保有株を購入し全面買収を考えているのではないかとの憶測も出た。これについて長男側は否定している。【●=金へんに庸】【関連記事】