特区政府が発行するインフレ連動型債券（ｉＢｏｎｄ）第５弾が８月１０日に香港取引所（ＨＫＥＸ）に上場した。１１日付香港各紙によると、ｉＢｏｎｄ第５弾の初日の終値は５．５％上昇の１０５．５ドル。昨年の第４弾の初日終値に比べ０．３５％高く、初日終値としては第１弾の１０６．７ドルに次ぐ歴代２位。同日売却すれば１口につき５５０ドルの利益となる。初日の売買高は１７億７２００万ドルで過去最高だった。今回のｉＢｏｎｄの購入申請は５９万７８００人で過去最高に上り、申請総額は３５７億２４００万ドルで歴代３位だった。申請者のうち４０万２０００人は２口獲得している。証券会社によると少なくとも２０％が初日に売却したともみられるが、満期まで保有すれば１２～１５％の利回りが見込まれるという。【関連記事】