中国本土の公安機関や銀行員を名乗って金銭を要求するなりすまし詐欺が激増しているが、７月２８日に初の逮捕者が出たのに続き、同月３０日にも犯人が摘発された。８月１日付香港各紙によると、被害者は７０代の男性で、７月２７日に本土の公安を名乗る人物から「個人情報が盗まれ本土で解説した銀行口座が刑事事件にかかわっている」との電話を受けた。保証金４１万ドルを払わないと資産を凍結すると言われたため男性は友人らにお金を借りて支払った。しかしその翌日に再度大金を要求されたため不審に思った被害者が通報。警察は金の受け取り場所に現れた２９歳の香港籍の男を逮捕した。警察では、犯罪者たちは簡単にお金が手に入る手口が見つかると、それをこぞってまねると指摘。市民に警戒心を高めるよう呼び掛けている。【関連記事】