占拠行動の最大拠点だった金鐘で１２月１１日、デモ隊の強制排除が行われた。同日付香港各紙と香港電台（ＲＴＨＫ）ニュースによると、同日は警官７０００人を配備。中環・金鐘の幹線道路の一部について高等法院（高等裁判所）が下した臨時禁止令の強制執行が行われ、その後に警察が金鐘占拠地の全面排除に着手した。同日は特区政府本庁舎と立法会議事堂も閉鎖された。特区政府本庁舎西棟のそばでは民主派議員、香港専上学生連会（学連）、学民思潮など１００人以上のデモ隊が座り込みを行い、警察の逮捕に備えた。午前９時からの強制執行によるバリケードや障害物の撤去は警察の介入なく午後１時までに完了、続いて警察が午後２時ごろから強制排除を開始。座り込みを行うデモ隊は次々と逮捕され、李柱銘・元民主党主席や『りんご日報』発行人の黎智英氏も含まれていた。また過激派とされる熱血公民の創設者・黄洋達氏、学生前線の中核メンバー、社会民主連線と人民力量の関係者の計４人が同日朝までに自宅で逮捕されていた。幹線道路は午後９時に通行を再開した。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=10637