香港専上学生連会（学連）と学民思潮は１１月３０日夜の集会で特区政府本庁舎の包囲を正式に開始すると宣言したが、翌朝までに金鐘と旺角で合わせて５２人が逮捕された。１２月１日付香港各紙と香港電台（ＲＴＨＫ）ニュースによると、政府本庁舎周辺の竜和道では朝までデモ隊と警官隊が衝突し、４０人が逮捕。警官１７人が負傷し、香港島の公立病院の救急センターではけが人３１人が手当を受けた。同時に旺角でも衝突が発生し１２人が逮捕された。特区政府本庁舎は１日午前中は閉鎖され、職員は午後になってから登庁が可能となった。学連の周永康・秘書長は１日、政府本庁舎をマヒさせるという目標が達成できなかったことから包囲計画は失敗したと表明した。セントラル占拠行動の発起人や民主派政党は今回の行動に一線を画しているが、社会民主連線の梁国雄・議員、工党の李卓人・議員らは関与していたもようだ。【関連記事】