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最新号の内容 -20170203  No:4117
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次期行政長官3候補、相次ぎ郷議局を訪問

 林鄭月娥・前政務長官、曽俊華・前財政長官、新民党の葉劉淑儀・主席は2月1日、新界先住民(郷事派)の評議機関である郷議局をそれぞれ訪問した。2日付香港各紙によると、郷事派は選挙委員会で少なくとも27票を握る。特に新界の土地と先住民に認められた戸建て住宅建設の問題に対する姿勢が支持を左右する。会談では関係者が林鄭氏に多層型戸建て住宅建設の検討を要求したが、林鄭氏は即答しなかった。ただし発展局長時代に実施した「違法建築の撤去に猶予を与える登録スキーム」を再度推進する意向を示した。一方、曽氏は戸建て住宅と分譲型公共住宅を合わせた混合式多層ビルか団地の建設を提案し、郷議局の劉業強・主席が興味を示した。劉主席は先に林鄭氏への支持に傾いていると述べていたものの、一転して2月半ばの会議であらためて決めると表明したほか、郷事派は一致して推薦・投票することを強調した。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=16684