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最新号の内容 -20160914   No:4027
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日本のコスプレーヤーが不法就労

 不法就労で逮捕された日本人女性の裁判が9月12日、開かれた。13日付香港各紙によると、コスプレーヤーの石田智美被告(27歳)は香港の就労ビザを取得せずに撮影会のモデルを務め報酬を得た疑いがある。香港入境処は今年4月、SNSで日本のモデルと台湾のアイドル「黒渋会」の元メンバーの唐子涵が来港し撮影会に出演するとの情報を入手。入境処の捜査員がカメラ愛好者のふりをして撮影会に参加し摘発した。撮影会場となった沙田のホテルの一室に入るには参加費用を支払った銀行の振り込み用紙の提示が求められ、有償イベントなのは明らかだったという。石田被告とそのマネジャーで中国籍の男(34歳)と撮影会の主催者の男(47歳)はそろって起訴されているが、3人とも罪状を否認。唐子涵だけはすでに不法就労を認め、8月に懲役2カ月の判決が言い渡されている。12日の公判では、おとり捜査員による赤裸々な証言も注目を集めた。撮影会会場では、石田被告のマネジャーが「これこそマネジャーの特権だ。これを塗ればもっときれいに撮影できる」と言いながら石田被告の身体に衣服の上から透明な液体を塗っていたそうで、どんなポーズがよいのか撮影者のリクエストに応じると話していたという。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=15142