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最新号の内容 -201607025  No:3991
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逃亡していた名物ヤクザ、香港空港で逮捕

 暴力団組織「和勝和」の元組長で、政界にも太いパイプを持つことで知られる郭永鴻氏(58)が7月21日、香港国際空港で逮捕された。22日付香港各紙によると、郭氏は香港やマカオの富豪への恐喝や襲撃企画罪など3つの容疑で指名手配されていた。2015年末に郭氏はペニンシュラホテルで暴漢の襲撃を受け負傷。事件から数日後、恐喝容疑は事実無根だと説明する記者会見を開くと言い出し、会見では梁振英・行政長官のスキャンダルを暴露するなどと予告したものの、その記者会見をドタキャンし、その後、行方をくらましていた。タイや日本のマフィアを頼って逃亡していたといわれるが、7月21日に突然タイのプーケットから飛行機で7カ月ぶりに香港に戻り、そのまま空港で身柄を拘束された。郭氏は個性的なマッシュルーム・カットにサングラス、中山服がトレードマーク。香港市民には「上海仔」のニックネームで呼ばれているが、逮捕時はいつものように中山服を着ていたものの、髪は薄くなり、痩せこけ、覇気のない様子だったという。郭氏の出身は福建省で、父親が上海人に裁縫を習っていたことから「上海仔」と呼ばれ、その父親が年をとってからは郭氏自身がそう呼ばれるようになった。12歳のころから車のドアを開けてチップを稼ぎ、15歳で学業をドロップアウトしてからはダフ屋やコピーソフトの販売を始め、1989年からは友人と一緒にマカオのカジノを運営し、次第に財力と勢力を拡大していったといわれている。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=13588