香港でさまざまな歴史的建築物の再開発がすすめられるなか、その第三期プロジェクトとして、公共市場跡地を「香港新聞博覧館」にする計画がスタートした。６月２８日付香港各紙によると、８５３０万ドルを投じて生まれ変わるのは上環の必烈者士街市場（ブリッジズ・ストリート・マーケット）で、６月２７日に建築施工業者との正式な契約が交わされた。同旧市場は２階建て、敷地総面積は約１万平方フィート。改修後は、香港のニュースに関する展示を行い、政治、経済などさまざまなニュースを通じて、香港開港以来の変遷を紹介する。市場内の活鳥・鶏肉販売所跡はそのまま残し、鳥インフルエンザに関するニュースを展示するという。資料館の運営資金は香港賽馬会慈善信託基金から献出される毎年２５０万ドルを充て、ほとんどの展示が無料となるが、一部体験型展示は有料となる見込み。２０１８年オープンを予定している。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=14691