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最新号の内容 -20160530 No:3953
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ちまき、糖分や塩分過多に注意

 来る6月9日は端午節。端午節にはちまきを食べる習わしがあるが、先ごろ『明報』は有名ベーカリー5社のちまきのうち8種の甘いちまきと4種の塩辛いちまきについて、それぞれの栄養表示を比較した。調べたのは聖安、美心、栄華、鴻福堂、大班の製品。5月27日付同紙によると、昨年の調査で最も多く糖分が含まれていたのは聖安の製品だったが、今年も同社製品の糖分が最も多いことがわかった。同社のキンモクセイとあずき入りのちまきで、100グラム当たりの糖の含有量が14.5グラム。このちまきは1個80グラムなので、1個食べると糖を11.6グラム摂取することになるという。また、栄華の製品は昨年に比べ70%も糖分が多く、100グラムあたり5~5.2グラムだった。美心の製品は甘味料の採用で砂糖含有量を昨年比19.4~56.7%減らしていた。鴻福堂の製品の糖分は昨年比60%減となっている。ちなみに香港食物安全中心が推奨する国際標準では、100グラム当たりの糖の含有量が15グラム以上だと高い数値とされる。一方、4種の塩辛いちまきのうち、美心、栄華、大班の製品は昨年に比べナトリウムを20~45%カット。しかしちまきの重量を450グラムとして計算するとナトリウム摂取量が1984.5ミリグラムになることから、世界保健機関(WHO)が提唱する1日のナトリウム摂取量の上限である2000ミリグラムに近くなってしまうという。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=13731