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深セン「ミンスク・ワールド」が閉鎖・移転
広東省深セン市にある「明思克航母世界(ミンスク・ワールド)」が2月14日をもって営業を終了する。同ワールドは旧ソ連の航空母艦ミンスク号を再利用した世界でも珍しい軍事テーマパークで、海岸に浮かぶ軍艦がそのまま参観できるようになっている。1月22日付『明報』が伝えた関係者の話によると、経営不振がその理由。閉鎖後、江蘇省南通蘇通科技産業園に移され、100億元を投じて改修する予定という。ミンスク号は全長約300メートル、高さは22階建てのビルに相当。艦内には全長約8メートルの魚雷やミサイル貯蔵庫、航海用品や軍服など旧ソ連海軍にまつわる品々が展示されており、船の中とは思えないほど広い戦闘機格納庫ではロシア歌舞団によるパフォーマンスも見られる。サッカーコート3つ分の広さがある甲板では発射台にセットされたミサイル、滑走路に止まっているミグ戦闘機やヘリが見学できるほか、儀典兵のデモンストレーションも行われ、人気を呼んでいた。中国本土に限らず世界各地の観光客が訪れ、これまでの入場者数は累計で1000万人を超えていた。【関連記事】