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キムタク映画でもロケ、有名店が閉店
銅鑼湾で50年にわたって営業してきた有名レストラン「金雀餐庁(GOLDFICH RESTAURANT)」が9月20日をもって閉店した。21日付香港各紙によると、同店は1962年に創業。薄暗い照明にきらびやかなモールの装飾で、オープン当時とほとんど変わらぬ店内は一歩中へ入ると時間が止まったかのような雰囲気だった。香港の映画監督、王家衛(ウォン・カーワイ)氏の映画『花様年華』でトニー・レオン(梁朝偉)とマギー・チャン(張曼玉)が夜食を取る洋食レストランとして登場したほか、劉青雲(ラウ・チンワン)主演の『暗花』、曽志偉(エリック・ツァン)主演の『最後判決』、木村拓哉出演の『2046』など、映画の撮影に何度も使われたことがある。閉店にあたって店の入り口には「あなたと一緒に2046年までは歩けない、あなたと共に花様年華を過ごしたことは光栄です」との張り紙が張られた。経営者(株主)の1人によれば、4人の株主のうち1人が亡くなったためその息子が跡を継いでいたが、彼は他の3人の株主と意見が合わず約2カ月前に閉店を考え始めたという。【関連記事】