一般の自家用車をタクシーのように利用できることで知られる配車サービスのＵｂｅｒ（ウーバー）だが、８月１１日、香港で初の摘発が行われた。１２日付香港各紙によると、逮捕されたのは運転手５人とウーバーの社員３人の計８人。西九龍総区警察のおとり捜査官が１１日早朝に客を装いウーバーで車を呼び、現場に現れたところを一斉に逮捕したという。同署ではあわせてウーバーの中環と長沙湾のオフィスも捜索、今回の件にかかわったとして社員３人を逮捕し、サーバーや書類などを証拠品として押収した。各国でその是非が問われているウーバーだが、日本の道路交通法に当たる香港の「道路交通条例」では、非ライセンス保持者の旅客輸送車の運転と、搭乗者傷害保険の未加入は、「白タク」と同様に法律違反としてみなされ、取り締まりの対象となっている。【関連記事】